FOMAプラスエリア (W-CDMA 800MHz) のBand6に対応していない端末は買わないべき?

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端末を選ぶ際に、3G(W-CDMA)の800MHz (FOMAプラスエリア) を考慮して端末を選んでいますか?特に地方に住んでいる人には「FOMAプラスエリア」の対応が非常に重要になってくると思います。 今回はFOMAプラスエリアと端末選びに関して、少し紹介したいと思います。

ここ最近、多くのSIMフリー端末が発売されていますが、すべての端末でドコモ系MVNOに最適化されているわけではありません。W-CDMAの800MHz帯 (FOMAプラスエリア) やLTEの800MHz帯に対応していない端末が多く発売されています。

「LTEに対応している端末を購入しておけば、FOMAプラスエリアなんて対応してなくても問題ないのでは?」

と思われる方も多いかもしれません。実際にはどうなのでしょうか?
では、確認してみましょう。

W-CDMA 800MHz帯(FOMAプラスエリア) のBand6とBand19

ドコモではFOMAプラスエリアと呼ばれているW-CDMA 800MHz帯には、「Band6」と「Band19」があります。現在「Band6」がほとんどで、「Band19」は都市部の屋内局ぐらいではないでしょうか?

端末を検討する際には、両バンドに対応している端末を選べば間違いないですが、最低限でも「Band6」に対応している端末を選ぶことが重要になります。「Band19」にしか対応していない端末の場合、地方のFOMAプラスエリア箇所で電波がない状態になるでしょう。

ただし、例外的な端末も存在します。
b-mobileから発売された「VAIO Phone」では、W-CDMAの対応バンドが「Band1」「Band19」となっています。「Band6」に対応していません。これは少し話題になりましたね。

しかし、VAIO Phoneの場合は例外で「Band19」にしか対応していないにも関わらず「Band6」を掴むことができます。(これは後ほど実際に写真でお見せします)

このように例外もありますが、基本的に「Band19」しか対応していない端末の場合、かなり注意する必要があります。

Band6 (FOMAプラスエリア) で確認してみた!

では、FOMAプラスエリアのほとんどがBand6となるので、Band6非対応端末で実例を紹介したいと思います。

今回は、W-CDMA Band6非対応の端末「Ascend G620S」と「VAIO Phone」で確認してみましょう。

地方のFOMAプラスエリア (Band6が吹いているエリア) で「Ascend G620S」「VAIO Phone」、確認用に「Galaxy note 3」(以下、Galaxy) を使用しています。また今回は、すべての端末で優先ネットワークを「3G (3G/GSM)」に設定しています(LTEのBand19が吹いているため、3G固定にしないとLTE接続になってしまうため)。

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galaxyでバンドを確認してみると「Band5」と表示されていますが「Band6」のことです(詳細の説明は省きますが、RXの値からBand6と確認)。

アンテナピクト部分を見てみると

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クリックで拡大できます

Band6 (FOMAプラスエリア) に対応していない「Ascend G620S」は「圏外状態」です。Galaxydではアンテナピクトが立っているのが確認できます。

先ほど例外な端末と紹介した「VAIO Phone」は、「Band19」にしか対応していないにも関わらず「Band6」でアンテナが立っています(本来なら「Band6」に対応していないので圏外になるはず)。

稀にこのような端末があることも覚えておいてもよいかもしれません (わたしが知っているのはVAIO Phoneだけです) 。

W-CDMA Band6に対応していないと通話で困ることが多い

FOMAプラスエリアのほとんどが「Band6」です。
W-CDMA Band6非対応端末を使っている場合 (今回はAscend G620S) 、LTEでデータ通信ができたとしても、電話をしようとすると「3G落ち(CSフォールバック)」し、そのエリアがFOMAプラスエリア (Band6) だと「圏外」となるため、通話ができない状態や着信を受けれない状態になります。

また電話を掛けれないだけでなく、着信もできません。
Y!mobileのSIMが入っている「P8lite」から、ドコモ系MVNOの音声SIMが入っている「Ascend G620S」に電話をしてみると…

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アンテナピクト部分を拡大して確認してみると ↓

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Ascend G620Sではアンテナピクトが立っており「4G」の表示があります。
しかし、電話を掛けると「電波の届かないところか〜」のアナウンスが流れてしまいます。

この事態で一番困るのは、LTEを掴んでいるためにアンテナピクトが立っているので「通話ができない、着信を受けれない」ということが「視覚的」に分からない点です。

「(アンテナが立っているのけど) 電話を掛けた瞬間、電波が無くなった!」
「ずっとアンテナが立っているところにいたのに、友達に電話が繋がらないと言われた…」 なんてことが起こってしまいます。これ、結構困りますよね。

このような事態を避けるためにも、W-CDMA Band6に対応していない端末を買うのは避けるべきです。

基本的にFOMAプラスエリアの箇所が多いのは、ルーラルエリア (農山村地域) です。
特に地方に住んでいる人などで、(データ通信ではなく) 通話をメインに考えている人は注意しましょう。

「データ通信」 (インターネットやLineなど) をメインに考えている人は、W-CDMA Band6に非対応でも「電話」ほど電波がない状況にはならないので、特に気にする必要はないかもしれません。

例えば、Ascend G620SはLTE Band19 (800MHz) に対応しています。なので「データ通信のみ」で使用する場合、FOMAプラスエリアが非対応でもそれほど困らないと思います (絶対とは言い切れませんが) 。

まとめ

「電話 (通話)」を主な理由として端末を検討している人は、最低限でもW-CDMA「Band6 (800MHz)」に対応している端末を購入するようにしましょう。

格安SIMでは「データ専用SIM」が存在します。
「データ専用SIM」を使う予定の人は、LTEのバンドがそれなりに対応していれば、W-CDMA Band6が非対応でも問題無いレベルかもしれません。LTE Band19 (800MHz) に対応していれば、FOMAプラスエリア箇所も多くカバーできていると思います (完全ではないと思いますが) 。

ただ、なるべく端末を検討する際には、FOMAプラスエリアに対応している端末、特にBand6に対応している端末を選びましょう。

ここ最近、W-CDMA「Band19」に対応していても「Band6」に対応していない端末があるので注意してくださいね。

5 Responses to “FOMAプラスエリア (W-CDMA 800MHz) のBand6に対応していない端末は買わないべき?”

  1. ノブ より:
    面白いですねぇ、これ。日本市場のこういう特性に適合しない端末を売ろうなんて、どういう根性してるんでしょうか…。
    • まあ より:
      商売としては駄目駄目ですね ただ世界レベルでみるとdocomoの周波数が異常(何処も対応してない) 気がします docomoが率先してガラパゴスしているというか 気楽なのはSoftBankになりますかね auはそもそも方式が違うし 売る側からすると「日本人は田舎者」って見ているかしれません。で、結果としてこんな商品が出てくると
      • 管理人 より:

        まあさん

        そうですね。ドコモよりもソフトバンクの方がグローバルバンドってかんじですよね。なので、個人的にはソフトバンク系MVNOに期待していたりします 笑

        ただ、ASUSなどは日本のドコモ、ソフトバンクに対応しているのに、Huaweiは….って思ってしまいます…笑

    • 管理人 より:

      ノブさん

      なんでしょうかね…現状のMVNOブームに乗って端末を出すなら、ドコモ系MVNOに対応した端末を出した方が売れると思うのですが….あんまりそこらへんは考えずに、取り敢えず出せばよいみたいな感じなんでしょうかね…ユーザーとしては困ってしまいますよね…

  2. そクラテす より:
    だから、SIMフリー機の海外版のヤツを使う場合は、ファームウエアを焼くのが、何年も前から流行ってるんだと思んだけど・・・・・。 焼かなくても、買ったら設定をかえる。

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