MVNO用にSIMフリー端末を購入する際には「周波数帯(Band)」の確認を怠るな!

今回は、ドコモ系MVNO用にSIMフリー端末(ドコモから発売されている端末以外)を買う時のポイントとして周波数帯について話していきます。

MVNOのSIMを使う端末には、スマートフォン、タブレット、モバイルWi-Fiルーターなどがあります。この3つのどのSIMフリー端末を買うにしても周波数帯は確認しなければなりません。MVNOの機種を選ぶ際に参考にしてください!

ほしい端末がドコモの端末か?それともSIMフリー端末か?

ほしい端末が「ドコモの端末」と「SIMフリー端末」で周波数帯の確認が大きく違ってきます。

ドコモの端末の場合は、ドコモ系MVNOの使用での周波数帯はさほど気にならないでしょう(ドコモの回線なので周波数帯は対応してるのは当たり前ですよね)。敢えていうと、購入予定のLTEの対応状況を調べるくらいです。

問題は、SIMフリー端末の場合です。白ロム購入を失敗しないように絶対に確認したい「周波数帯」があります!

ではそれぞれの場合を見ていきましょう!

ドコモの端末の場合

ドコモ端末で、MVNOのSIMを使いたい方が多いと思います。白ロムも沢山市場に出回っています。

ドコモ端末であればドコモ系MVNOの場合、ドコモの回線を使っているので何も気にせずそのままでSIMを挿入して使うことができます。「そのまま」と言うのは、ドコモショップ等で「SIMロック解除」をしなくても使えるということです。

多少気をつけたい事と言えば「LTEに対応している」か「3Gのみ」なのかを確認する事ぐらいでしょう。

詳しくLTEの周波数帯を調べたい方は、下記のリンク先の周波数帯を確認してください。2012年秋モデル以前であれば「Band1しか」対応していません。それ以降の機種であればディアルバンド(2つのBand)に対応している可能性が高いです。

ドコモのLTE端末の周波数帯(Band)の対応一覧を作りました。LTEが、どのBandに対応しているか確認したい場合に活用してください。
ドコモ端末LTEの周波数帯(Band)一覧

あとは「スペック」「予算」「好み」などで白ロムを検討すればよいと思います。

他社の端末なら「SIMフリー端末」

ドコモ以外の端末の場合は「SIMフリー」であることが前提です。ソフトバンクやauの端末は「SIMフリー端末ではない」ので、ドコモ系MVNOは使用することができません。(一部例外もあります)
よく

「softbankやauのSIMロック解除をすれば使えるのでは?」

と聞かれるのですが、ほとんどの場合で使うことができません。

理由は、auの場合は公式にSIMロック解除を提供していません。上級者向けのアンロック(root取得など)がありますが、アンロックしたところでドコモ(ドコモ系MVNO)の周波数帯に対応していない端末がほとんどです。ソフトバンクは、SIMロック解除できる端末が限られています(2014年2月現在で301F、201HW、009Z、008Zのみ)。

国内の携帯会社でSIMフリーの端末を販売しているのは『イー・モバイル』です。イー・モバイルのモバイルWi-Fiルーターなど、一部の機種がSIMフリー端末になります。

あと「SIMフリー端末」を手に入れるには、海外で販売されている「SIMフリー端末」を購入するという方法があります。

SIMフリー端末は、対応周波数帯を確認するのがポイント!

いくらSIMフリーの端末であっても、周波数帯(Band)がドコモ系MVNOのSIMに対応していなければ意味がありません。SIMフリー端末は、周波数帯の対応状況が端末ごとに異なります。

なので、自分がほしい端末がどの周波数帯に対応しているか確認することが大事になってきます。基本的に日本向けに販売されているSIMフリー機であれば、3GやLTEの電波を拾えるものを売っているはずですが念の為に自分で確認をしてみましょう。

では、その周波数帯を見ていこうと思います。

ドコモ(ドコモ系MVNO)の周波数帯

LTE

  • Band1 (2100MHz) / 75Mbps エリアが広い
  • Band3 (1800MHz) / 150Mbps 東名阪エリア
  • Band19 (800MHz) / 37.5Mbps エリアが広い
  • Band21 (1500MHz) / 112.5Mbps 速度が早い

3G(W-CDMA方式)

  • Band1 (2100MHz) FOMAサービスエリア
  • Band6 (800MHz) 800MHz帯再編終了前のFOMAプラスエリア
  • Band9 (1700MHz) FOMA 関東・東海・近畿地域
  • Band19 (800MHz) 800MHz帯再編終了後のFOMAプラスエリア

となっています。ドコモの機種を使っていると大体どの周波数帯にも対応しています。(ドコモから発売されているので、当たり前といえば当たり前ですが…)

SIMフリーの端末の場合は、周波数帯が1~2つは対応はしているが、すべて対応している機種は稀です。2013年以降に発売されるSIMフリー端末は、基本的に対応しているものが全く対応していない機種もあったりすると困りますよね。

なので、まずドコモの端末以外で購入を考えている場合は、「SIMフリー」であることは必須条件で、ドコモの周波数帯により多く対応している端末が良いことになります。

特にその中でも、LTEの「Band1」「Band19」に対応している端末の方が、LTEで接続できるエリアが広くなる可能性が高くなります。

どの周波数帯に対応してたほうが良いのか?

LTEの場合

「Band1」「Band19」に対応していれば、広いエリアでLTEを拾うことができます。

Band3は、2013年10月から運用開始で東名阪エリアだけですが、最大速度が150Mbpsとめちゃ早です!しかし、エリアが東名阪の一部だけと、エリアが狭すぎて、ほとんどの人はBand3は活用できないでしょう…(わたしも都心エリアにいますが、Band3でLTEに繋がったことがほとんどない。)

LTEの周波数帯では、エリアの広い「Band1」「Band19」に対応しつつ、「Band3」「Band21」に対応していれば尚更よいのではないでしょうか。

3Gは「Band1」が必須で、FOMAプラスエリアの「Band6」「Band19」に対応しているものを選べば間違いないですね。

MVNOを使う人は、スマホやタブレットでの使用がメインだと思うので最大速度で10Mbpsもでれば良いと思います。個人的には速度は3Mbpsでれば「満足」レベルです。なので、最大速度よりも、「エリアの広さ」にこだわって端末を選ぶ方が快適に電波を拾えるようになります。

超絶大事なポイント

「SIMフリー端末では、周波数帯(Band)の確認を忘れないこと!」

大事なポイント

LTEがどの周波数帯に対応しているか確認する事!特に「Band1」「Band19」だと広いエリアでLTEが繋がりやすくなる可能性が高い!

まとめ

SIMフリーの白ロムを購入する際に、周波数帯が自分の対応してほしかった周波数に対応してない端末を買ってしまったりすると後悔します。なるべくそのような失敗を避けるためにも、周波数帯を確認することをオススメします!

11 Responses to “MVNO用にSIMフリー端末を購入する際には「周波数帯(Band)」の確認を怠るな!”

  1. ぴょんきち より:

    ソフトバンク
    通話 3G(W-CDMA) 2.1GHz  1.5GHz  900MHz
    通信 3G・LTE    2GHz   1.5GHz  900MHz

    ドコモ
    通話
    3G(W-CDMA) 2GHz  1.5GHz 800MHz

    通信
    3G(W-CDMA)  2GHz  800MHz  1.7GHz
    LTE       2GHz  1.7GHz  1.5GHz 800MHz

           

    と思うのですがドコモ・ソフトバンクのシムはシムフリー端末であれば周波数帯がほぼ同じですので同じ端末で使えますよね? 他に注意することありますか?

    >「softbankやauのSIMロック解除をすれば使えるのでは?」と聞かれるのですが、ほとんどの場合で使うことができません。

    これはauは別としてソフトバンクはシムフリーにできる端末が限られるからですよね?仮にシムフリーにできれば理論的には使えますよね?

    • 管理人 より:

      ぴょんきちさん

      コメントありがとうございます!
      ぴょんきちさんのおっしゃる通り、ドコモとソフトバンクの周波数帯は被る部分があるので、SIMフリー端末側が同じ周波数帯に対応していれば基本的に問題ないでしょう。
      ただし、SoftBankのプラチナバンドである「900MHz」も重要な周波数帯の1つだと思います。
      わたし自身ソフトバンクは使用したことがないのでソフトバンクの電波状況に関しては、あまり詳しく把握はしていませんが、この周波数帯に対応しているSIMフリー端末でないと少し電波の掴みが悪いかもしれません。

      —————–
      これはauは別としてソフトバンクはシムフリーにできる端末が限られるからですよね?仮にシムフリーにできれば理論的には使えますよね?
      —————–
      そうです。ソフトバンクはSIMフリーにできる端末が限られているからです。
      SIMフリーにできればドコモで使用することは可能です。(すべての周波数帯が同じではないので、電波は悪い可能性はありますが。)

      auの場合もそうです。auはSIMロック解除サービスを行っていませんが、自分でSIMフリー端末にすればドコモで使用できます。 (わたしは、LGL22をSIMフリー化してドコモで使用しています。対応周波数帯が少ないので、山間部などは電波が悪いですが…)

      • ぴょんきち より:

        なるほど分かりやすくありがとうございます。

        >SoftBankのプラチナバンドである「900MHz」
        これは800MH対応の端末で拾えませんか?たとえばドコモの端末をシムフリー化したものとか。(掴みが悪いから電波の入りが悪くなる可能性もあるのでしょうか?)

        もし問題なく拾えればドコモで使える端末=ソフトバンクで使えることになりますよね?
        (あるのかは分かりませんが世界のどこかに950MHに対応している端末があったとした場合SBでは使えるけどドコモでは使えないケースも出てくるのでしょうか?

        現在ドコモの通話専用(契約がFOMA通話のみ)シムを使っていますがソフトバンクに変えようか検討しています。しかしどこで聞いても使える端末が世界的に見てドコモの方が多いと言われます。今後のことも考えるとドコモままの方がいいのか悩んでいます。

        SBは公表してなくシムの縛りが細かく分かれているため本当のところが分からないと言います。実際のところどうなのでしょうね?

        auは通信方法が違うからシムフリーにしても使えないと聞きますが使えるのですか?

        • 管理人 より:

          ドコモ端末をSIMフリー化したとしても「900MHz」は無理だと思います。
          ソフトバンクの「プラチナバンド 900MHz」には、Band9が対応した端末を、ドコモの「FOMAプラスエリア 800MHz」には、Band19(Band6)に対応している端末が必要です。

          プラチナバンドと呼ばれているのは、「700Mzから900MHz」の周波数帯です。これだとドコモのFOMAプラスエリアの800MHzと、ソフトバンクの900MHzが含まれているため、両方の端末で使えると思われがちですが基本的に別物です。

          少し別の話ですが、SIMフリー端末の場合で例外もあります。
          850MHz対応の端末でドコモFOMAプラスエリアの800MHzが使えるものがあります。ただし、必ず使える訳ではありません。(どれが使えてどれが使えないか見分けるのはなかなか難しいと思います。)
          中南米で売られているSIMフリー端末の場合、ドコモの800MHz = 850MHzとなっているらしく、850MHzの端末でもFOMAプラスエリアが使えるものが存在するらしいです。(わたしは使用したことがありません。)

          auの場合、3Gの通信方式「CDMA2000」でドコモ、ソフトバンクと違うので、違うため使うことができません。しかし、auのLGL22は、W-CDMAにも対応しています。
          すべての端末ではないと思いますが、au端末であってもW-CDMAに対応している端末があったりするのです。

          こちらに詳しく記載しています。
          http://www.mvno-navi.com/mobile-device/lgl22-mvno.html

  2. ぴょんきち より:

    詳しくありがとうございました
    周波数もそうですがBandで別れてるのですか?

    最後に
    >わたし自身ソフトバンクは使用したことがないのでソフトバンクの電波状況に関しては、あまり詳しく把握はしていませんが、この周波数帯に対応しているSIMフリー端末でないと少し電波の掴みが悪いかもしれません。

    ドコモ端末とソフトバンク端末はほぼ同じ周波数のため片方で使えるシムはもう片方でも使えるが800・900エリアでそれぞれの電波が不安定になりるということでしょうか?

    • 管理人 より:

      電波が不安定ではなく、その周波数帯のエリアに入った場合に電波が全く掴めない状態になると言うことです。
      「電波の掴みが悪い」の表現が悪かったですね。すいません…。正確には、電波の掴めるエリアと掴めないエリアがあるということです。

      例えば、ドコモのLTE対応周波数帯「Band1(2.1GHz帯)、Band3(1.8GHz帯)、Band19(800MHz帯)、Band21(1.5GHz帯)」の端末を持っているとしましょう。 この端末にソフトバンクのSIMを挿入するとします。

      ソフトバンクのLTE対応周波数帯は、「Band1(2.1GHz帯)、Band9(900MHz帯)、Band21(1.5GHz帯)」との事でした。
      一致するのは、Band1、Band21だけですよね。なのでBand1、Band21エリア以外は圏外になります。(ドコモの端末がBand9に対応していないため、Band9エリアでは圏外になるということです。

      ———-
      ドコモ端末とソフトバンク端末はほぼ同じ周波数のため
      ———-
      と記載がありますが、ほぼ同じ周波数帯だから電波を掴めることはありません。端末側がその周波数帯に対応していない限り、電波を掴むことはできないと考えて下さい。

  3. ぴょんきち より:
    ありがとうございます 通話のみなのですがやはりドコモとソフトバンクのシムでは ドコモ方が圧倒的に使える端末は多いでしょうか?
    • 管理人 より:

      びょんきちさん

      そうですね。どちらかと言うとドコモの方が使える端末多い気がしますね。

  4. 匿名 より:
    はじめまして。検索で辿りつきました。古い記事なので返信はないかもしれませんが、よろしければコメントお願いします。 LG22をSIMフリー化されたとのこと。通話は順調でしょうか?当方も先週、解除コードを購入しOCNモバイルSIMを入れました。ネットと電話の発信は問題ないですが、電話の受信が時々できません。市街地で、携帯がつながらなかったことはないのですが。 auのLG22が掴めるBANDが少ないということでしょうか。OCNに聞いても解決できず、ヒントを探してこちらの記事をみつけました。突然失礼かと思いましたが、思い当たる方法があればご教授願います。
    • 管理人 より:


      auのLG22が掴めるBANDが少ないということでしょうか。

      一番の原因と考えるのはこれだと思います。市街地では繋がるという点から推測すると、FOMAプラスエリア(B6/B19)に対応していないので、繋がらないのだと思われます。

      通信を「3Gのみ」にしてみて、その場所で電波があるか確認してみてください。もし電波がない場合は、基本的に解決方法がないと思います。FOMAプラスエリアに対応した端末に買い換えるしかありません。

      • 杉本 より:
        早速のご返信ありがとうございます。電波と受信機器の相性の問題なのですね。ネットは安定しているので、電話は050を使います。 OCNではそういった話は全くしてもらえなかったのでスッキリしました。突然の質問に親切な回答をして下さりありがとうございます。名前入れずに送信してしまい失礼致しました。

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